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「叱る」でも「甘やかす」でもない。子どもが本当に変わる“向き合い方”とは

こんにちは、べすとびじょん久保田です。

今日は、オンライン個別相談でお話しした内容の中から、現場で子どもが実際に変化したケースと、支援者として本当に大切にしてほしい“見立て”の視点について、読者のみなさんと共有したいと思います。

今回ご相談くださったのは、通級指導教室で子どもたちと向き合っているAさん(小学校・支援担当)。
まず最初に聞かせてくれたのは、胸がじんわり温かくなるような嬉しい報告でした。


「あ、つながったかも」──小さな変化が確信に変わった瞬間

Aさんは、プロ先生コースで学んだべすとびじょん式ビジョントレーニングを、教室でコツコツと実践してきました。

ペンギン歩き、内股・外股の切り替え、姿勢とバランスを見るチェック。
続ける中で、これまで「もぞもぞして落ち着かなかった子」が、ふっと安定して立てるようになった瞬間があったそうです。

さらに驚いたのは別の変化。
・座れなかった2年生の男の子が、最後まで座れるようになった
・マイナス発言が減り、学習に前向きになった
・「この子、変わったね」と他の先生から声をかけられた

Aさんはこう話してくれました。
「何が効いたのか全部は分からないけど…でも、確実に“つながった”感じがしました」

この“感覚”、とても大事です。
なぜならそれは、支援者の見立てと関わりが、子どもの土台に届き始めたサインだから。


うまくいかなかった関わりから見えた「本当の課題」

一方で、Aさんは悩みも打ち明けてくれました。
6年生の男の子Bくん。知的な遅れはなく、でも家庭環境は複雑。学校では頑張っているけれど、通級の場面で境界線を越える言動が続いていました。

「取ってこい」「顔が気持ち悪い」
支援者として、心がザワッとする言葉を投げてくる。

Aさんは、来なくなったら困る…という思いから、強く出られずに関わり続けていました。
でも、ある日ふと限界がきてしまった。

このケース、実は先生方からとても多いんです。


久保田の見立て①:それは“問題行動”ではなく「お試し行動」

私がまずお伝えしたのは、
「その子、Aさんを試してます」ということ。

知的に分かっている子が、言う相手を選んで暴言を吐く
これは偶然ではありません。

・どこまでやったら怒られるのか
・それでも受け入れてもらえるのか
・自分は大切にされる存在なのか

その確認を、無意識でやっているんです。

だからこそ必要なのは、叱ることでも、流すことでもない


久保田の見立て②:「行動」ではなく「その子自身」に向き合う

べすとびじょん式ビジョントレーニングで一番大切にしているのは、
診察=見立てをしてから関わること

私はこう関わります。
「それ、誰かに言われてきた言葉なの?」
「なんで私が取りに行かなあかんと思ったの?」

責めるためじゃない。
あなたを理解したいから聞く。

ここで初めて、子どもは“自分と向き合ってくる大人”を体験します。
そして、自分の行動を振り返る土台が生まれる。

私はこのお子さんは知的がないことや6年生という年齢であること、認知がねじれているからこそ、この支援でとても大事なことだと思います。

プログラムは道具。
でも、使う人のあり方で結果はまったく変わります。


受講後に起きた、子どもたちの確かな変化

Aさんは相談後、こう話してくれました。

「あ、私は行動を止めようとしてたんだ。愛を持って向き合ってなかったかもしれない」と気づけた。
子どもを見る視点が変わった。
感情的になっても“戻る場所(自分の本当にやりたい支援)”が分かった。

教室では、子どもたちの表情が柔らかくなり、
笑顔やチャレンジする姿が増えてきているそうです。

支援者が変わると、場が変わる。
場が変わると、子どもは必ず応えてくれます。


最後に、読者のあなたへ

もし今、
「この関わりでいいのかな」
「優しさと甘さの違いが分からない」
そんな風に感じているなら、大丈夫。

悩めるあなたは、もう十分“向き合っている”人です。

今回も最後まで読んでいただいてありがとうございます。
寒さの残る季節、どうかご自身の心もあたためながら、また一歩一緒に進んでいきましょう。

愛をこめて。
べすとびじょん久保田です。

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