こんにちは!
児童発達に役立つビジョントレーニング実践法「べすとびじょんメソッド」代表の久保田です。
いつもご覧いただきありがとうございます。
さて今回は、書字の上達のカギとなる、動作の仕組みについてお話ししようと思います。
皆さんは字を書くとき、何を考えて書いていますか?
また、字が汚いから書くのは苦手だなという方はいませんか?
このブログを読めば、
字を書くことと目の動きがどれほど関係しているか
が分かるようになります。
ぜひ最後までご覧ください!
突然ですが、あなたは今、小学1年生だと思ってください。
学校で算数の授業を受けています。
机に座って、先生が書く黒板の字をノートに写そうとしています。
【動作の仕組み】
①利き手で鉛筆を持ちます
②反対の手でノートを押さえます
③黒板を見ます
④ノートに視線を落とし、ノートの左側に鉛筆を移動させて、鉛筆で記憶した内容を写します(横書きを想定しています)
⑤ ③~④の繰り返し
この時に、起きている体の中を分析してみましょう!
書き出してみると、意外とすごい事を瞬時に、しかも同時に行っていますよね?
でも、例えば…
【字が汚い子は?】
①の手先がまだ不器用なのかもしれない
④の目で追いながら、ノートのマスに合わせて書くことが出来ない
こんな事がおきてるかもしれません。
【漢字が覚えられない?】
① ④は同様で、③黒板の書いている字の形が理解できないのかもしれません。(イメージ力)
【書くことがそもそも苦手?】
①~④までの工程の前の、身体の正中線を超えた動きが、まだできないのかもしれません。
※正中線(せいちゅうせん)とは、人の体のセンターライン、眉間から下におへそを通り、股間を縦に1本で繋いだ線のこと言います。
実は子どもたちにとって、右から左へ左から右へという作業はとても難しいんです。
この正中線を超えた動きというのは経験から育っていくのですが、ここが育っていないと正中線を超えた動きが苦手になったりします。
幼児の食事のシーンを思い出してください。
小さい頃は、お茶碗もスプーンも正中線を超えてませんよね!!
でも、早い子だと年中さんくらいには、利き手でお箸を持って反対の手でお茶碗を持って、上手にご飯を食べれるようになります。
実は、食事も、書字も、スポーツもこの正中線を超えられるかがカギとなっています。
私もこの事を知った時、バドミントンで小学1年生のコーチをしていた時の事を思い出しました。
上達の早い子は、ラケットを正中線越えして振り切ることが出来るので、遠くに飛ばすことができます。
でもなかなか上達しない子は、ラケットをまっすぐに振り切るから遠くに飛ばすことが出来なかったのです。
(ラケットをまっすぐ下に降ろす打ち方だと、体のひねりを使えないのです。)
スポーツの上達にはこの、正中線越えがめちゃくちゃ大切です!
前回、YouTubeでご紹介した『ゆらゆらビジョンボール』のトレーニングもこの正中線越えには有効です。
このトレーニングを行う際に、左右交互にすると正中線越えの動作になります。
ステップ①つんつん: ボールをつんつんする際に、左右交互に行う
ステップ②つんつんキック: ボールを蹴る際に、左右交互に行う
どちらもボールが返ってくるまでに、使う手や足を逆側に切り替えないといけないため、難易度が上がります。
まずは利き手・利き足ななど得意な方だけを使う通常のトレーニングをしてみてから、順番にステップアップしてくださいね。
ぜひ、ご家庭でもやってみてください!
また、このボールを作る方法もYouTubeで分かりやすく解説しております。
参考にしていただければ簡単に作れますよ~
今回の記事も読んでいただき、ありがとうございました!
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